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【修了生情報】高野徹監督/映画『マリの話』公開

2023年11月13日

  • カテゴリ:
  • Y-GSC修了生で映画監督の高野徹さんによる

    『 マリの話 』が公開されます。


    詳細は下記をご覧ください。

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    映画『 マリの話 』

    2023 年12月8日(金)よりシモキタ - エキマエ - シネマ「K2」にて公開!以降全国順次公開予定


    場  所 :シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」
          (映画館「K2」HPはこちら


    アクセス :https://k2-cinema.com/access
          
    〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-21-22 ( tefu ) lounge 2F
           小田急線 下北沢駅 南西改札口から徒歩0分


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    『マリの話』公式サイト・SNS情報


    公式ホームページ:https://mari.brighthorse-film.com/

    X:https://twitter.com/maristory_movie

    Instagram:https://www.instagram.com/mari_story_movie/



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    【クレジット】

    出演:成田結美、ピエール瀧、松田弘子、戎哲史、パスカル・ヴォリマーチ、デルフィーヌ・ラニエル

    監督・脚本・プロデューサー・編集=高野徹

    共同脚本=丸山昇平 撮影=オロール・トゥーロン 録音・整音=松野泉 照明=北川喜雄 助監督=大美賀均、原田真志、三浦博之 ダンス監修=鈴木竜(DaBY) 
    スタイリスト=雪尚人 衣裳提供=DAMMIT TOKYO 通訳=井上麻由美 音楽=橋本三四郎

    製作・配給=ドゥヴィネット 配給協力・宣伝=ブライトホース・フィルム
    文化庁「ARTS for the future! 2」 補助対象事業  2023年製作/60分/ヨーロピアンビスタ/DCP


    【濱口竜介監督からのコメント】

    ひたすら逸脱を繰り広げる映画『マリの話』が決して踏み外さない一点は「面白い」ということだ。そもそも面白い映画は極めてまれなものだけれど、この映画が更に特異なのは「何がどうして面白いのかまったくよくつかめない」ということだ。四話構成の第一話こそ、果たしてここまで同時代の他の映画作家に似ていてよいのか......と面食らうが(それにしたって上手いと舌を巻きもする)、話が進むにつれて映画はまったく思いがけないものへと変貌していく。映画の終わる頃には、観客は高野徹という一人の映画作家の誕生に立ち会うことになる。面白い。しかし、この得体の知れなさは何だか恐ろしくもある。
                              ーーー 濱口竜介(映画監督)


    【イントロダクション】

    偶然の出会いとあまりに唐突な別れ。愛、そして映画についての四章の組曲。

    本作は、濱口竜介監督『ハッピーアワー』(15)、『偶然と想像』(21)の助監督を務め、ひと夏の恋愛を描いた短編映画『二十代の夏』(17)がフランス・ベルフォール国際映画祭でグランプリ&観客賞を受賞するなど、世界的に注目されつつある監督・高野徹、待望の初長編作だ。

    マリ役を演じたのは、フランスで俳優としてのキャリアをスタートし、仏リメイク版『キャメラを止めるな!』(22)で個性的な通訳の女性を演じるなど、大ブレイク中の注目女優・成田結美。本当は現実に存在しないのでは? と観るものに思わせる美しくも謎めいた魅力を放つマリという女性を見事に演じた。

    そして、スランプ中の映画監督・杉田役を演じたのは、Netflix「サンクチュアリ -聖域-」(23)や、映画『福田村事件』(23)など話題作への出演が絶えないピエール瀧。映画『凶悪』(13)や『アウトレイジ 最終章』(17)で見せたアウトローな役柄のイメージをがらりと一新。恋と映画づくりに奔走する情熱的な映画監督という役どころを堂々と演じた。

    マリとユーモラスな恋バナを繰り広げる女性・フミコ役には、青年団で活躍する女優の松田弘子が出演。猫のように自由奔放で掴みどころのないフミコというキャラクターを、そのまま彼女の魅力として演じ、本作により一層の深みをもたらした。


    【ストーリー】

    冬がはじまったばかりの海辺の町。シナリオ執筆中の映画監督・杉田(ピエール瀧)は、偶然出会ったマリ(成田結美)という若い女性に心奪われ、映画に出演してほしいと声をかける。その情熱的で、にくめない杉田のキャラクターに、戸惑いながらも恋心を抱くマリ。やがて恋仲に落ちた二人だったが、 その関係に悩むマリは、愛猫を探す不思議な女性・フミコと出会うことで「ある決心」をする。

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    【監督・プロフィール】

    高野 徹
    1988年生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府修了。濱口竜介監督『ハッピーアワー』(2015年)、『偶然と想像』(2021年)などの映画に助監督として参加する。2017年に監督作『二十代の夏』を発表し、第32回ベルフォール国際映画祭(フランス)において日本映画として初めてグランプリ&観客賞のダブル受賞をする。2023年、はじめての長編映画『マリの話』を監督。