映画研究(特に70-80年代の邦画。映画的表現、映画と社会、映画とイデオロギーについての研究)
1984年生まれ。准教授。リヨン第3大学外国語学部日本語日本文化学科博士課程修了
アントニオ・グラムシの「ヘゲモニー論」を中心に、映画とそれを巡る現代社会、政治的環境を研究する。70-80年代日本の映画界における全共闘運動の影響は特に大きな研究テーマである。また自主映画の制作に携わることもある。
主な論文・著書
「祝祭都市の政治ーー1968年5月の精神」『都市は揺れている』吉原直樹・榑沼範久編 ファビアン・カルパントラ 斉藤日出治 その他( 担当: 共著)東信堂 2020年5月
Memory Politics and Popular Culture – The Example of the United Red Army in the Manga Red, IAFOR Journal of Media, Communication & Film 6 ( 1 ) 2019年8月
Les films réalisés en coopération avec les Forces japonaises d’autodéfense. Une forme de propagande indirecte dans un monde multicentrique, Ebisu ( 59 ) 153 - 178 2022年3月
主な監督作品
『YOUREN』(2012)
連絡先
f-carpentras@ynu.ac.jp
彫刻研究(公共性、ジェンダー、帝国主義の視点とともに)
主な著書等
【単著】
『モニュメント原論:思想的課題としての彫刻』(青土社、2023年)
『近代を彫刻/超克する』(講談社、2021年)
【共著】
『この国(近代日本)の芸術:〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(山本浩貴との共編、月曜社、2023年)
【展覧会】
「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」(国立西洋美術館、2024年)
「記憶:リメンブランス ―現代写真・映像の表現から」(東京都写真美術館、2024年)
「近代を彫刻/超克する 津奈木・水俣編」(個展、つなぎ美術館[熊本県]、2023−2024年)
「近代を彫刻/超克する 雪国青森編」(個展、国際芸術センター青森、2021−2022年)
「あいちトリエンナーレ2019」
【教科書掲載】
令和5年度高等学校国語教科書『新 論理国語』三省堂
連絡先
odawara-nodoka-mh@ynu.ac.jp
精神分析/ジェンダー・セクシュアリティ/サブカルチャー
1962年生まれ。教授。
カリフォルニア大学サンディエゴ校文学部比較文学科博士課程修了。 精神分析・ジェンダー論をベースに、様々な(サブ)カルチャーの研究指導と編集スタジオの指導を行う。
主な著書
『絶望論』(晶文社)、『高校生のための精神分析入門』(筑摩書房)
連絡先
kiyota-tomonori-vt@ynu.ac.jp
思想・表現の考古学(生命圏・身体圏・多種世界史の問題など)、 超都市理論
1968年生まれ。教授。
東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)博士後期課程単位取得退学。
英国ケント大学大学院コミュニケーション&イメージ研究MPhil課程修了。空間文化論、空間文化構築スタジオ、研究指導(博士前期・後期課程)担当。
近年の著書・論考・インタビュー
「〈機械〉をモンタージュ(組み立て)しなおす──スピノザ・ホッブズ・ヘーヒ」(『武蔵大学人文学会雑誌』第55巻第2号、2023)、「人間の可能性を読み解く──「都市のあとに来るもの」へ向けて」(聞き手:藤原徹平、『IUI Yearbook 2022/23』横浜国立大学都市イノベーション学府・研究院、2023)、『都市は揺れている──五つの対話』(吉原直樹+榑沼範久/都市空間研究会編、東信堂、2020[彦江智弘+榑沼「都市のスケールとリズムについて」、榑沼「現代世界の始まりのマッシュルーム」、守田正志+榑沼「イスラーム都市から考える」、榑沼「地中海世界のヴェネツィア」、榑沼「都市と世界を揺らす」所収])、「海神の姫から見た世界──海道、人神性、超自然契約」(『常盤台人間文化論叢』第6巻第1号、横浜国立大学都市イノベーション学府・研究院、2020)、「2000年──ボナール、絵画空間の冒険(2000: Bonnard, or A Pictorial Space Odyssey)」(『ピエール・ボナール展 Pierre Bonnard: l’éternel été』図録、国立新美術館、2018)など。
ヨーロッパ文化史(音楽、ホール、博物館、アートマネジメント等を中心に)
1969年生まれ。教授。
東京大学大学院人文社会系研究科(ドイツ文学)博士後期課程単位取得退学。文化史の視点から、作品が創造された社会的背景を探るとともに、その今日的意味を探る研究をおこなっている。また演奏会の企画構成解説、舞台作品の脚本執筆や監修等も、実践的に展開している。
近年の著書・訳書
『もっときわめる! 1曲1冊シリーズ⑦ リヒャルト・シュトラウス《ばらの騎士》』(音楽之友社)、『エリザベートと黄昏のハプスブルク帝国』(創元社)、『チャールズ・バーニー音楽見聞録 ドイツ篇』(春秋社)、『コンスタンツェ・モーツァルト <悪妻>伝説の虚実』(講談社選書メチエ)、『モーツァルトを「造った」男 ケッヘルと同時代のウィーン』(講談社現代新書)、『ウィーン楽友協会 200年の輝き(オットー・ビーバ、イングリード・フックス著)』(集英社新書)など多数。
ポピュラー文化研究、オーディエンス、ファン研究、2.5次元文化研究
教授。ウォーリック大学大学院映画テレビ学部博士課程修了。PhD。アニメ文化、オーディエンス/ファン研究など、虚構と現実の間を漂う「2.5次元文化」の研究に従事。
主な著書
【単著】『少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか』(*日本アニメーション学会賞受賞、NTT出版)、『2.5次元文化論―舞台・キャラクター・ファンダム』(青弓社)
【共編著】『アニメ研究入門―応用編』(現代書館)、『アニメーション文化55のキーワード』(ミネルヴァ書房)、『ジブリアニメーションの文化学』(七月社)、Mechademia: Second Arc 15:2, “2.5D Culture,” Spring 2023
【共著】『コンテンツツーリズム研究』(福村出版)、『このアニメ映画はおもしろい』、『女性MANGA研究』(ともに青弓社)、『ポスト<カワイイ>の文化社会学』(ミネルヴァ書房)、『メディア・コンテンツ・スタディーズ』(ナカニシヤ出版)、Contents Tourism and Pop Culture Fandom(Channel View Publications)、The Routledge Companion to Gender and Japanese Culture (Routledge)、Teaching Japanese Popular Culture (Association of Asian Studies)、Japanese Animation: East Asian Perspectives(University Press of Mississippi)、Shojo Across Media 、Women’s Manga in Asia and Beyond、Idology in Transcultural Perspective: Anthropological Investigation of Popular Idolatry (ともにPalgrave Macmillan)、War as Entertainment and Contents Tourism in Japan (University Press of Mississippi)ほか
連絡先
sugawa-akiko-ty@ynu.ac.jp
WEBサイト ぽぷ⭐︎すた
https://ynu.academia.edu/AkikoSugawaShimada
音響文化論(サウンド・アート研究、音響メディア論)
1975年生まれ。准教授。
京都大学大学院文学研究科美学美術史学専修博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。
専門は音響文化論。19世紀後半以降の芸術における音の歴史、理論、哲学(音のある芸術、サウンド・アート研究、音響メディア論、ポピュラー音楽研究、 サウンド・スタディーズなど)。
主な業績
『サウンド・アートとは何か――音と耳に関わる現代アートの四つの系譜』(ナカニシヤ出版、2023年)、"History of Sound in the Arts in Japan Between the 1960s and 1990s" in: Charrieras, Damien, and François Mouillot. 2021. Fractured Scenes: Underground Music-Making in Hong Kong and East Asia. Springer Singapore: 225-239.、『音響メディア史』(共著、ナカニシヤ出版、2015年)、また、ジョナサン・スターン『聞こえくる過去』(インスクリプト、2015年)の共訳など。
連絡先
katsushinakagawa@ynu.ac.jp
WEBサイト Audible Culture
フランス文学(文学と都市)
1968年生まれ。教授。
パリ第4大学文学研究科フランス文学科博士課程修了。フランス文学を起点に、文学から都市を問い直す研究を主に行っている。特にル・コルビュジエと同時代の文学者や芸術家を関連づけて論じている。また近年はDIYカルチャーなどにも関心が向いている。
主な論文
「〈言葉の受肉〉としての引用──ゾラとトニー・ガルニエのユートピア」『引用の文学史 フランス中世から二〇世紀文学におけるリライトの歴史』(共著、水声社)、「エミール・ゾラの『制作』における労働と都市―新印象派の方ヘ―」(『常盤台人間文化論叢』第8号)「ランボーによる「都市の設計」 散文詩「都市」からル・コルビュジエへ」(『常盤台人間文化論叢』第9号)
連絡先
hikoe@ynu.ac.jp
芸術学(近現代美術、パフォーマンス、映画)
1977年生まれ。准教授。
国際基督教大学卒。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。
芸術の制作プロセスにはたらく物体化された思考を研究している。最近はダンス研究を少しずつ。
主な著書
『かたちは思考する―芸術制作の分析』(東京大学出版会、2019年)、『ゴダール的方法』(インスクリプト、第二回表象文化論学会賞受賞)、『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(共著、フィルムアート社)ほか。
連絡先
hirakura-kei-mz@ynu.ac.jp
スタジオアシスタント
非常勤教員。
横浜国立大学 教育人間科学部学校教育課程教科教育コース保健体育専攻 卒業。
横浜国立大学 都市イノベーション学府Y-GSC博士前期課程 修了。
連絡先
nakayashiki-minami-mk@ynu.ac.jp
WEBサイト nakayashiki-minami.com