【公開講義】多文化主義時代における故郷へのノスタルジア ──ベトナム系カナダ人作家キム・チュイを迎えて
Y-GSC専任講師のファビアンカルパントラ先生の授業内でベトナム系カナダ人作家キム・チュイ氏をゲストに公開講義をおこないます。
予約不要で聴講、ご参加いただけます。
キム・チュイ氏は戦争の余波を受け出身国ベトナムを亡命、英語圏でありながらフランス語を公用語とするカナダのケベック州に移り住みました。
その経験を基に現在は小説家として活躍しています。
本企画では「多文化主義時代における故郷へのノスタルジア」をテーマに、質疑応答を含めた講演をおこないます。
多文化/他言語に拮抗された背景を持つキム氏の作品における「故郷(ベトナム)」とは何か、
多文化主義時代における「故郷」とはどんなものかを検討します。
(この公開講義は科学研究費基盤研究(A)の一環として開催されます。)
◆日時
2019年6月27日(木)
14:40〜16:10
◆場所
教育学部講義棟7号館101教室
※キャンパス内のアクセスはこちらから、「学部大学院等講義棟・研究棟」の項目の「S2-2」ご覧ください。
◆登壇者プロフィール
キム・チュイ(Kim Thuy)
1968年、ベトナムのサイゴン(現ホーチミン市)に生まれる。10歳でカナダに移民。
2009年処女作Ruを発表し、同作でカナダ総督文学賞など数々の文学賞を受賞。
2018年には、ノーベル文学賞の代替賞である「ニュー・アカデミー文学賞」の最終候補として、村上春樹氏らとともにノミネートされた。
主な著書に『小川』『マン』『ベトナム女性の秘密』、共著に『あなたへ』がある。
◆通訳
スティーブ・コルベイユ(聖心女子大学国際交流学科准教授)
◆お問い合わせ先
ygsc-studio@ynu.ac.jp