お知らせ

■2018年度Y-GSC活動報告①

2018年8月 6日

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  • Y-GSCスタジオ2018年度上半期の活動報告です!
    先週に春学期の集大成となる講評会を終え、今週から夏休みモードの横国は人気もまばらで静かになってきました。

    Y-GSCの学生はスタジオで各々の研究を進めたり、夏の休暇を利用して研究のためのリサーチに出かけたり様々にこの時期を満喫しているよう。今年の夏は酷暑ということで、頑張りすぎて熱中症を起こさないようにしてほしいなーと思いますが、まとまって利用できる時間を大事に過ごしてほしいです、老婆心。みなさま台風にも気をつけてください...


    ◆春学期講評会
    さて、上に書いた「講評会」とは、半期に一度全教員が全学生の研究進捗発表を聞き講評する機会です。Y-GSCではこの講評会のほかに、授業期間中の毎木曜に学生が研究発表を行い複数の教員がコメント・議論する「特別演習」という授業も開催しています(秋学期の授業見学も随時受け付けます!)。
    講評会の様子はこんなかんじです。春学期はM2が発表、M1がパネル講評をやってます。



    またY-GSCスタジオには「スタジオ」という授業があり、論文コース・ポートフォリオコース共に、実践型の授業を受けることができます。2018年度からはY-GSC全教員がスタジオを開講し、今期は主に学部生と協働して実践的な講座、ワークショップを実施しました。以下に一部のスタジオ内容を紹介します!


    ◆平倉スタジオ(映像芸術スタジオ)
    「続・洞窟をたてる」@哲学の夕べ2018、アンスティチュ・フランセ東京

    昨年度の秋学期授業〜IUI展でワークショップ、パフォーマンス制作までを行った劇作家・演出家の篠田千明さんによる「洞窟をたてる」の続編をアンスティチュ・フランセ東京で上演しました。篠田さんは2018年7月-9月にタイ・バンコクで「Bangkok Biennial(BB)」に現在参加していて、「超常現象館(Supernatural pavilion)」として3つの作品を発表されるそう。

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    「濱口竜介連続講座『テキストとからだの間』」@横浜国立大学
    また、『寝ても覚めても』が9/1公開、『ハッピーアワー』の濱口竜介さんをお招きした実践的な講座も開講しました。こちらは外部からの聴講も受け付け、各受講生が取り上げた映画を実践的に分析するなど活気の溢れる講座となりました。加えて、ユリイカ2018年9月号の濱口さんの特集では濱口竜介+平倉圭+砂連尾理の鼎談も収録されるようです。
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    ◆彦江スタジオ(文芸メディア創作スタジオ)
    「バーバリアン・ブックス雑誌制作ワークショップ:次はなに?」@福島県西会津上野尻バーバリアン・ブックス

    昨年度末にY-GSCで講義・ワークショップをしてくれた西会津在住のグラフィックデザインユニットITWISTが運営するバーバリアン・ブックスで2泊3日の集中ワークショップを行いました。横浜から福島へ、地域の方々にも大変お世話になり、西会津・上野尻での新しいコミュニティのあり方も肌で感じつつ、みんなで一冊の雑誌を制作することを通して自分たちの新たな可能性に気がつく機会になったと思います。今後もバーバリアン・ブックスやゲストハウスひとときでワークショップを開催していくそうなので是非足を運んでみてほしいです!
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    ◆須川スタジオ(文芸メディア創作スタジオ)
    「横浜クエスト」@横浜国立大学

    須川スタジオでは横国のキャラクターをつくりだし、それを使用してクエスト形式でキャンパスを異化するプロジェクトを実施しました。横国をまた違った視点から探索し、複数のゲームが重なってゴールに向かうリアルRPG。キャラクターデザインから物語の演出まで設計され、面白いイベントになりました!

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    ◆榑沼スタジオ(現代アートスタジオ)
    「宇宙からの展」@オープンキャンパス、横浜国立大学

    こちらは院生の参加はありませんでしたが、榑沼スタジオでは横浜国立大学オープンキャンパス2日間で宇宙をテーマとした展覧会を開催しました。ラヴクラフト『宇宙からの色』(1927)を起点に、「挨拶」「音」「脱出」「彩」「部屋」をキーワードとした展示。Y-GSCスタジオもちょこっとだけお手伝いしました。


    ◆室井スタジオ(現代アートスタジオ)
    「アートプロジェクトのつくり方:アーティストに聞いてみよう!」@横浜都市文化ラボ

    AKI INOMATAさん、宇佐美雅浩さん、南川憲二さん・荒神明香さん(「目」)、片山真理さんといったアーティスト4組をお呼びしてトークイベントを開催。第一線で活躍するアーティストの方々から、プロジェクト型のアート作品を制作する上での制作過程から表にはでてこない制作秘話などをお聞きしました。彼らとの交流を通し、学んだことをもとに秋学期からは実際に学生がアートプロジェクトをつくります!

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    ほか、中川スタジオ(音響空間スタジオ)では文章作成の訓練を行うスタジオ、清田スタジオ(文芸メディア創作スタジオ)では精神分析的観点から現代文化(サブカル、ネット/SNS、メンヘル、世代論、ジェンダー/セクシュアリティなど)を批評するスタジオ、カルパントラスタジオ(映像芸術スタジオ)では映画制作など、幅広いアプローチでスタジオを運営しています!

    ほかにも建築系との合同授業「都市と芸術」というプロジェクト型の授業なども行っています。


    ◆2017年度IUI展
    また、2017年度のIUI展の様子も以下に少しだけ紹介します。
    IUI展はY-GSCスタジオ(建築都市文化専攻、建築都市文化コース(論文コース)/横浜都市文化コース(ポートフォリオコース)を含む都市イノベーション学府修士生を中心とした修了制作等を発表する場です。
    昨年度はBankART studio NYKで開催。
    Y-GSCからは演劇パフォーマンス上演、写真展示、映画上映、電子音楽ライブ、論文コースの成果展示に加え、他分野学生と共に領域横断論文発表などを行いました。

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    以上、2018年度上半期のY-GSCスタジオ活動報告でした。
    秋には入試説明会の開催や、授業の見学なども受け付けていますので興味がある方はお気軽にご連絡ください。