【修了生情報】佐藤拓真「WYSASSS ── curated by Gottingham」3/25まで
Y-GSCスタジオ修了生の佐藤拓真さんの展示が恵比寿CAGE GALLERYにて3月25日まで開催中です。是非足をお運びください!
http://cagegallery.com/exhibition/336
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exhibition:
佐藤拓真「WYSASSS ── curated by Gottingham」
このたびCAGE GALLERYは、2月3日(土)から写真家・Gottinghamのキュレーションによる佐藤拓真「WYSASSS ── curated by Gottingham」を開催致します。
1989年宮城県生まれの佐藤は、概念的な交換、横滑りといった手法を用いて、経験と観念の複合体を物質化しようと試みる美術家です。2017年、circle & galleryにて開催された初の個展「WYSASSS」(When You See the Acrylic to See a Stone a Stone の意で、出展作品と同名)では、石とアクリルを素材に近代建築の解釈をモデル化した《WYSASSS》(2012年)をメディウムを変換して展示。複数のスケールを行き来する「建築」を通じ、解釈の概念的スケールを新たに付与した空間の制作を行いました。
本展「WYSASSS ── curated by Gottingham」のキュレーションを手がける 写真家 Gottingham は、コラボレーターの作品や企画を原作として独自の解釈を与え、出来事を起こすなどの演出によるパラノーマルな世界観の表現で知られています。
本展は、先述の個展でセルフカヴァーされた《WYSASSS》を、さらにアップデートした写真作品群で構成されています。CAGE GALLERYで昨年開催されたGottingham の個展「Space for Others」における展示様式 ── バックライトの機能を持ったアーティストフレーム、既製品のライトボックスによるインタレーションなど ── が本展でパラフレーズされています。それは、Gottinghamが様式の提供や対話、技術協力などを通して、佐藤のアプローチをエンパワメントしながら本展を組み立てたことを意味しています。同時に、佐藤はGottinghamの様式さえも、交換、横滑りの対象として捉えていると言えるでしょう。
まるで楽曲のリミックスのように、多義的な立場や手法を交換しあうことで生まれる彼らのアーティスティック/キュラトリアルな実践を、是非この機会にご覧ください。
展示概要
佐藤拓真「WYSASSS ── curated by Gottingham」
会期: 2018年2月3日(土) - 2018年3月25日(日)
点灯時間: 11:00 - 20:00
会場: CAGE GALLERY
協力: 三嶋一路、Studio Gottingham
第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」地域連携プログラム
https://www.yebizo.com/jp/program/detail/2018-09-05
佐藤拓真 Takuma Sato
1989年 宮城県生まれ
2011年 東京理科大学工学部建築学科卒業
2013年 横浜国立大学都市イノベーション学府修了(芸術領域)
satotakuma.com
主な展覧会
《WYSASSS》circle&gallery(2017年)
主な作品集
『WYSASSS』(2017年)
Gottingham
写真家。1982年生まれ。ロンドン芸術大学修士準備課程修了。国内外の文化芸術事業の企画・運営等に従事した後、2012年にソロプロジェクト「Gottingham」として活動を開始。アートセンターや研究開発機関、企業などとのコラボラティブ/コミッションワークを中心に作品制作を行う。最近の展覧会に、「Fragments of Graphism」(クリエイションギャラリー G8、2018年)。共著に「Rice Koji Monolith」(山口情報芸術センター)など。「SHUKYU Magazine」ではエディトリアル・アドバイザー、経済産業省「FIND/47」ではキュラトリアル・アドバイザーを務める。2017年より近畿大学文芸学部文化デザイン学科後藤研究室と協働研究を行っている。
gottingham.com